AM3:30の感動 -part2-

travel -旅に出る-

8合目までさほど辛さを感じることもなく順調に到達し、
しっかり仮眠をとっていざ山頂へ。

しかし・・・

ここからがキツかった。。。

この時期、富士山は登山客でごった返しています。
山頂付近はもはや渋滞です。

ここまで来ると体力的にみんな辛いようで、
狭い山道で止まってしまう人も多くなります。

逆に歩ける人はどんどん行けとばかりに急かされます。
急かされるがままに斜面をかけ登ったラスト30分は、
本当にキツかったです。

そして、AM3:30

山頂へと無事にたどり着きました。

着いた直後は足の痛みが先行していましたが、
休憩スペースで一休みして落ち着いてくると、
じわじわ達成感が湧いてきました。

日の出まで時間があったので、まずは山小屋で暖かいうどんを頂きました。
夕食のカレーライス同様、具もないシンプルなものなのにとても美味しくて、
なんとも言えない気分になりました。

食欲が満たされ、身体も温まったところで外へ出てみると、
既に空が明るくなりかけていました。

それを眺めながら、仕事以外でこんなに達成感を感じたのは久しぶりだな、
と思いました。
仕事で結果を出したときに感じる達成感も勿論好きですが、
それとはまたちょっと違う感覚の達成感を味わいました。

もう何年も味わっていなかったもののように感じました。
学生の頃に出場した水泳の大会で1位をとって、
表彰してもらったときの感覚に近い気がしました。

そして楽しみにしていた日の出。
出発時が大雨だったので見られるか心配しましたが、
最高の景色を目にしてきました。

下山はさすがに疲れていたので、
同じような道をもう一度歩かないといけないのか・・・
と憂鬱になりましたが、私はどうやら登りより下りが得意らしく、
高低差を利用して小走りのような感じであっという間に5合目まで
戻ってきました。

その後、はとバスで近くのお風呂屋さんへ。
お湯に浸かると、足先がビリビリ痺れました。
疲れていたはずですが不思議と眠気はなく、
早朝におうどんを食べたにも関わらずお風呂上がりには
がっつりと定食も頂きました。

お風呂に入ってお腹もいっぱいになり、帰りのバスでは
都内のサービスエリアに停車するまで爆睡し、一切の記憶がありません。

漠然といつかは登ってみたいと思っていた富士山。
その願いがこんなに早く叶うとは思っていませんでした。
縁あって誘ってもらったことに感謝です。

ちなみに、part1でご紹介した記念のバンダナ。
頂いた直後は正直何だこれ・・・と思ったのですが、
今はとても気に入っており、お弁当を包む用に使っています笑。

はとバスツアーは一人でも参加できますし、登山ガイドさんが
休憩や歩くスピードのペース配分をしっかりしてくれます。
往復の交通手段や山小屋の予約等、細かい手続きもいらないので
登山初心者の方にはとてもオススメです。

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