人生でメイクをまともにするようになったのは、大学生になった頃でした。
顔の赤みやニキビ跡を目立たなくしたくて、ファンデーションだけは毎日つけて
大学へ通っていました。
唇が薄いので口紅は似合わなかったし、目は上がり気味でどちらかというと迫力
のあるほうだったのでアイラインはひかず、メイク道具はファンデーションと
アイブロウだけでした。
大学を卒業して働くようになってからもそれは変わらず、30代前半までは
ファンデーションとアイブロウだけで過ごしてきました。
30代半ばに差しかかった頃、まず唇の発色の悪さが目立つようになってきました。
毎朝鏡を見ると唇が青白くて、自分の顔がとても不健康そうでした。
ここでようやくメイク道具に口紅が加わることになります。
この口紅については、また後日詳しく書くことにします。
そしてほぼ同時期、顔の一部に薄く浮かんできたシミも気になり始めました。
たいした事ないと友人は慰めてくれたのですが、自分で気になり始めると
どうしても落ち着きません。何とかしたくて、普段は買わない美容雑誌を読んだり、
サイトでコンシーラーを調べたりしてみました。
最初、よくあるスティック状のコンシーラーならカバー力があって良いかと思い、
百貨店で気になったメーカーのサンプルをもらってきました。実際に美容部員の
方に試し付けもしてもらい、気になっていた部分のシミがすっかり隠れたので
「これはいいかも！」
と思いながら、翌日自分でサンプルを使用してみました。
少し話が飛びますが、私は百貨店などのコスメカウンターは積極的に利用したほうが
良いと考えています。その理由は1点に尽きます。
「実際の商品で、プロが実際にメイクをしながらアドバイスまでくれるから」です。
よく、百貨店のカウンターだと勧められた商品を断り難いとか、美容部員の方が声を
かけてくるのが嫌、という話を聞くのですが、最近のコスメカウンターはそこまで
しつこくないというのが私の個人的な印象です。
確かに最初は声をかけてくださいますが、「大丈夫ですよ」と言ってしまえば、
その後は放っておいてくれますし、仮に気になる商品があって説明を聞いたり
カウンターで商品を試したりした後で購入を見送ることになっても、こちらが思うほど
美容部員の方は気にしていないと思っています。
もちろん、カウンターで勧めた商品が購入に繋がれば、美容部員の方も喜んでくださる
と思いますが、相手はプロであり1日に何人も、大きな百貨店の休日ともなれば何十人
も相手にします。
特にここ何年かは、アジアを中心とした海外からの観光客がこぞって百貨店のコスメ
カウンターに立ち寄り、美容部員さんの取り合いになっている状況をよく目にします。
そんな中対応した何人かが購入を見送ったところで、いちいち気にするほど美容部員
さんも暇ではないと思っています。
なので、小さなことは気にせず、積極的にカウンターへ行ってプロの技や道具の
使い方を見たり、自分の悩みを聞いてもらったらいいと思います。
勉強になることがとても多いです。
話をコンシーラーに戻します。
コスメカウンターで頂いたサンプルを早速自分で試したのですが、手持ちのファン
デーションとの相性が悪かったのか、時間が経過するとコンシーラー部分だけ白く
浮いたような感じになってしまいました。
「シミは隠せてもこれでは。。。」
という見た目になってしまい、別のものを探すことにしました。
気になるものが見つからないまま数か月が過ぎた頃、意外なところでコンシーラー
を見つけることになります。
twitterです。
フォローしている方が、あるモデルさんの投稿をリツイートしていて、それが
私のところへ流れてきました。
SNSでどんなことでも知ることができるこの時代。
考えてみれば当然のことなのですが、コスメをSNSで検索するという発想が
なかった私にとって、これは目からウロコものでした。
そのコンシーラーがこれです
→POLA ディエムクルールカラーブレンドコンシーリングパウダー
「こんなカラフルな色でコンシーラー？」
と、最初は疑いました。
この商品は、シミなどの気になる部分を隠すのではなく、肌の一部になじま
せるという発想でつくられたパウダーコンシーラーです。
トラブルを起こしている部分に類似した色調でカバーすることにより、全体
的に色味をなじませることができるそうです。
早速、コスメカウンターで実物を試させてもらいました。サンプルはなかった
のですが、試し塗りで問題がなさそうだったので、そのまま購入を決めました。
私は普段パウダーファンデーションを使っているのですが、パウダー同士の組
み合わせだからか相性が良く、コンシーラー部分だけが浮いてしまうことも
ありませんでした。
気になる部分はカバーされるのに、付け心地はとても軽く、時間経過による崩れ
もありませんでした。メイク直し用としても使うことができて、とても重宝して
います。
30代半ばになり、残念ながら肌のコンプレックスを隠すための道具が順調に増え
てきていることに落ち込むことも多々ありますが、同時にメイクは自分を鼓舞して
くれるお守りのような存在であるとも思います。
自分に合っていると思う口紅をさすだけで少し背筋が伸びたような気持ちになります
し、メイクが決まるだけで仕事へ向かう気分がちょっと変わったりするものです。
なので、余計な出費が嵩んで嫌だなと、後ろ向きに捉えず、これからも自分を守って
くれるパートナーとして、メイク道具と上手にお付き合いしていきたいと思います。
POLAのコンシーラーは
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