じつはものが好き

自分が少ないもので身軽に暮らす生活を望んでいるせいか、
ミニマリストとか、
持たない暮らしとか、
ミニマリズムといったテーマで書かれている本をよく読みます。

「あぁ、すごく分かる」と思ったり、
「ここまで極端じゃないかもな〜」と思ったり、
「この考え好きだな〜」と思ったり。

読む度に様々な気づきを得られることが新鮮でたくさんの本を読むのですが、
どの本にも必ず共通して書かれていると思っていることが一つ。

それは、著者の方が根本的にモノが好きであること。

ミニマリストとかミニマリズムと聞くと、
未だに「モノを持たない。どんどん捨てる」ということだけが先行し、
無欲で修行僧のような暮らしをして、
不便な日々を送っているイメージを持たれがちです。

しかし実際は、
「ぼくたちは習慣で、できている。」の著者佐々木典士さんや
「人生を変えるモノ選びのルール」の著者堀口英剛さんは
それぞれの著書で共通してモノが好きと書いていますし、
「わたしのウチには、なんにもない」を書かれた漫画家のゆるりまいさんも
ご自身のブログや対談でかごが大好きで集めていると書かれています。

モノが少ないのは、モノが好きだから。

モノが好きだから自分の持ち物を大切にする。

大切にするために自分が管理できる範囲に持ち物を厳選する。

結果、モノが少なくなる。

この繰り返しで極限までモノが減っていくのではないかと思っています。

私はまさにこれです。

もともとはより多くの自由な時間を生きるために身軽でいたいと
思ったことをきっかけにして、自分が所有するモノを減らし始めました。

常に身軽でいるために自分が管理できるモノの量はどのくらいなのかを
突き詰めて考えていった結果、自分の生活に必要なモノの中身と量が
徐々に明確になっていきました。

ものを少なくして身軽に生きたいと思っている私ですが、
自宅に帰れば「OK,Google」と話しかけるAIスピーカーがありますし、
スイッチ一つで勝手に床を掃除してくれるお掃除ロボットもいて、
便利なものたちのおかげで自分が自由に過ごす時間を多く確保できています。

私はモノを減らすことと、必要なモノには惜しみなく投資することの
バランスをとりながら、少ない持ち物で自由な時間を手に入れ、
以前と比べてより快適に過ごせるようになりましたが、
モノの最適量は人それぞれです。

モノの量に係らず、自分が今持っている持ち物たちを大切にしながら
これからも快適で自由な日々を送っていきたいと思っています。

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